25歳、7大陸の最高峰登頂に成功
亜細亜大学の野口健さん、最年少記録を達成

アタック開始の前日、
エベレストのベースキャンプでの
野口さん=5月8日
亜細亜大提供 |
亜細亜大学(東京都武蔵野市)に13日入った連絡によると、最年少で世界7大陸の最高峰制覇を目指していた小金井市梶野町、同大4年、野口健(けん)さん(25)が13日、7大陸目となるエベレスト(中国名チョモランマ、8848メートル)の登頂に成功した。これまでの最年少記録は、1995年2月にアメリカ人男性が達成した29歳だった。
野口さんは、父親が外交官で米国ボストン生まれ。英国にある日本の私立学校に通っていたが、一時帰国した際に手にした冒険家、故植村直己氏の著書「青春を山に賭(か)けて」に触発されて登山を始めた。89年8月、16歳でモンブランに初登頂し、その後キリマンジャロなどを制覇するうちに、挑戦を思い立ったという。
亜細亜大へは「在学中にエベレストを除く大陸の最高峰を登頂する」と「一芸一能入試」の面接で宣言し、93年に入学した。94年、敬愛する植村氏が果たせなかった南極最高峰に登頂した後、ベースキャンプに植村氏の本を埋め「あとはエベレスト。何がなんでも登る」と誓った。エベレストは2回挑戦したが、途中で断念していた。【平井桂月】
(1999年5月14日東京朝刊)


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