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■学習について
「気付く」は、体験(「動く」を含む)によって生まれ、気付きによって知識を得るための「考える」の段階に進みます。そして、「考える」結果で、「動く」原動力につながるものを表しています。この「気付く」「考える」「動く」の3つの循環を学習とし、野口健環境学校では、最終的に「ACTIONS」につながるような学習を提供します。3つの循環はどこから始まってもよいものとし、対象とする年齢、興味などによって、フレキシブルなプログラムにします。環境メッセンジャーが育つためには、このサイクルを繰り返す必要があると考えます。
■環境と自然について
野口健環境学校では、環境という幅広い概念に必ず人間を含むものとし、「自然」と「人間」の共存を目指します。
また、自然を現在の「人間の生活」を無視した回帰的な「自然」としてとらえるのでではなく、「自然」をよりよくするための「人間の生活」であり、「人間の生活」をよりよくするための「自然」であると、とらえます。
■環境に対する行動について
「自然」は回復力を持っていますが、人間の与える影響は大きく、時にその回復力を上回ることがあります。これを「環境破壊」とするならば、逆に自然回復力を助長するもしくは維持できるACTIONSを「環境保全」とします。自然に働きかけるACTIONSは、さまざまな判断基準(自然の回復力、その行動を行う人数、回数)を経て、「保全」または「維持」とします。空き缶を拾うという行動でも、時と場所によっては(例:尾瀬ヶ原の湿地にはいり、拾う)「環境破壊」になることがあるかもしれません。
野口健 環境学校では、実際に自然を体験する際、最小限の範囲で自然にインパクトを与えますが、この体験により、環境メッセンジャーが育ち、全体的、長期時間的にみれば「環境保全」の方向に進むことを目指します。
■非日常ならではの体験を
環境学校では、野外生活を通じて団体生活の大切さ、そして食事作り・登山などのアクティビティーから個人のありかたを体験します。野外生活特有の「生きること」に直結したシンプルなアクティビティーで、日常生活では捕らえにくい学習をすることができます。また、実施地の自然環境を体験し、考える場を提供し、それが実施地だけで完結するのではなく、自分の身近な環境においても活かされるような「宿題」を参加者に与えます。
■感じたまま、考えたままで終わらせない
環境学校での体験が非日常であることはインパクトの点では有利ですが、真に自分のものにする習慣化には不利な点があります。野口健環境学校では、感じたこと、考えたことを常に他人に対して発表することで具体化させます。
また、すぐにここでの体験が活かされなくとも、何年か先に思い出せるよう、文集や卒業写真などの制作物の作成にも力を入れます。
■子供社会と大人社会の連結
子供たちが一生懸命に、形にした発表物を、実社会にむけて、雑誌、新聞、テレビなどマスメディアやWEBページに発表することを企画しています。このことにより、子供たちに発表の場と自信、意義を与え、大人たちにも子供たち目線を通して、環境の視点や配慮を与えることができると考えています。
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